imageオープンリールデッキ

オープンリールデッキといえばご存じの方も多いでしょう。現在となってはこのような書き出しではじめないといけないのはちょっとさみしいですが、これも時代の流れなのでしょう。現在となっては完全にカセットテープ・DAT・MDなどにとって替わられてしまった感のあるオープンデッキですが、今でも一部では現役で働いていることは意外に知られていない事実です。たとえば、DATは音質に優れますが、信頼性に劣ります。なにしろドロップアウトが多い。一発勝負の録音ではこれはしゃれになりません。オープンなら音質も相当よいし、なにしろ信頼性は抜群です。前置きはここまでにして、・・・・

imageTEAC(TASCAM) 33-2 オープンリールマスターレコーダー

オーディオ好きの方ならオープンデッキの10号リールがゆったりと回っている光景は一度みたら脳裏から離れないのではないでしょうか。やはり、オープンなら10号リールがつけられないとね。現在製造がすべて中止されていると思われているオープンデッキですが、今でも製造を続けている(本当に製造してるかどうかはしりませんが、少なくともカタログに載っていて実際に販売もしている)メーカがあります。それがTEACです。さすが、専門メーカですね。ただし、音楽業務用機器部門のTASCAMブランドでの販売です(ま、一緒ですけど)。そのラインナップは結構豊富で、

型番 フォーマット テープ速度 テープ 記事
DA−800−24 DASH format

1/2 inch 24ch

1/2インチ

10号、14号

DASHフォーマットの24chデジタル・マルチトラック・レコーダー(PCM-3324/3348と互換)
480B 1/2 inch 8ch 38 cm/s 1/2インチ10号 1/2インチテープ使用の8chアナログMTR。電話長時間記録用(特注)にも実績。
34B 1/4 inch 4ch 19, 38 cm/s 1/4インチ7,10号 マルチ・イメージ、テーマ・パーク等で活躍するアナログ4chレコーダー。
33−2 1/4 inch 2ch 19, 38 cm/s 1/4インチ7,10号 各種の制作/イベント等で活躍する応用範囲の広いアナログ2TRK・2chレコーダー。最近(2000.3月)製造中止になったとの情報(未確認)を得ました
BR−20

BR−20T

1/4 inch 2ch +time code 19, 38 cm/s 1/4インチ5,7,10号 最新設計の高性能アナログ2TRK/2chレコーダー。BR-20TはT/C用センター・トラック付き。

といったものです。sync録音(片chを再生しながらそれに同期して別のchを録音する。これをやるには録音ヘッドで再生しないと、再生音と録音する音が同期しない。)が可能(さすが、音楽業務用機器)であるとか、パンチイン・パンチアウトが可能とか、電磁ブレーキなどを装備といった内容です。

S/Nは68dB(38cm/s時)くらいはありますが、NRにはdbxがおすすめでしょう。といってもどうやって入手すればいいんだか・・・。TEACでもすでに製造中止だそうです。

一応、dbxの入手はできないわけではないようです。アメリカではdbxはType−I,IIとも現役ですので、通信販売かなにかを利用すれば日本からでもどうにかこうにか入手できないというわけではないようです。

しかし、いずれこれらも製造中止の日がやってくることは想像に難くありません。もし、ちょっとでもほしい、とか使わないけどインテリアにしたいとかの気持ちがあったら今が購入のチャンスかもしれませんね。以前はこれだけ豊富にテープが販売されていたという証拠がこちらです。いま入手が可能なのはAmpex, Maxell, SONYくらいでしょうか。

過去の銘機

Technics RS-1500Uimage

独自のテープ走行系である、クローズドループ・シングルキャプスタン方式を採用したものです。写真中央の独特な部品がそれです。シングルキャプスタンで、デュアルキャプスタン以上の性能を実現したという優れた物です。2TR38の大変すばらしいデッキでした。2TR76という機種もありました。でも、松下さん、部品はちゃんと残して置いてくださいよ。

TEAC X-10R (写真はここ)

エアチェックマスターの異名をとった、4TR19のリバース機です。ティアックはさすが専門屋です。今でもオープンデッキの修理を受け付けてくれるんですよ。

AKAI 777

EEポジションテープとともに華々しくデビュー。でもEEポジションテープは今や売ってないようです。