
症状
FMアンテナ入力のなぞ
現用のチューナはT-9(ヤマハ)ですが、こいつはFM専用なのでST-S6(テクニクス)を併用しています(こちらはもっぱらAM用)。ところがT-9の電源スイッチがいかれたと思ったら、こんどはST-S6の方もあやしげな様子になってきました。受信はできるのですが、周波数表示以外の表示がすべて点灯しないというものです。周波数が表示されるので実用にはなるのですが、末期的症状のような(断末魔の叫び?)気もします。そこで、手頃な(T-9がバリコン式なので使いやすいシンセ式の)チューナを物色したところ、ちょうどよいものを入手できたものがこいつ(KT-1100Dケンウッド)です。高周波では定評のある会社だけに、性能の方も信頼できますし(1986年頃発売のようです。最近の機種はコストダウンを進めすぎているので信用できません)、値段も手頃でした。キズが目立つのは愛嬌と割り切ります。
ところが、FMアンテナ入力がよくあるF型コネクタではなく、なにかわかりませんでした。こんなやつです。

BNCもはまるようなはまらないような、MでもNでもないし、ましてやSMA,B,Cのいずれでもないし(そもそもここらへんは50Ωだから論外か・・・)????
そういえばT-9やT-7もF型コネクタではなく、PAL用のコネクタだったりして、ここらへんはメーカ間で統一しておいてほしいものです。機種買い換えるとアンテナコネクタに悩まないといけない。
修理(じゃないけど)日 2004.5.28
芯線コンタクトの部分が陥没していたのですが、内部で抜けかけていただけなのでグッと差し込めばよかったのですが、勘合するアンテナ線用のコネクタがわからないのではしょうがありません。
ここはFコネクタに交換するのが吉と判断しました。しかしなるべくハンダ付けなどは避けたい(オリジナルに戻せるようにしたい)ところです。接続のやりやすさと確実性などではBNCが有利ですが、75Ω系のBNCは入手方法がわからなかった(いや、RSコンポーネンツあたりでは入手可能ですが、そのために送料1000円というわけには・・・)のでお値段の安いFコネクタ採用。
しかし内部を見るとRCAコネクタで基板からでてくる線(一応75Ωの同軸ケーブル使用している)とリアパネルのコネクタを接続しているのもちょっと・・・不整合、不整合、不整合...
方針さえ決まれば作業は簡単です。
それにしてもなんなんでしょうこのコネクタ ふたをあけてみましょう 内部ではピンコードに75Ωの同軸がつないであってピンコードのセンターには芯線コンタクト用のピンがはめてありますのでガボッと抜きます。
ケンウッドともあろうものがこんな不整合を許すとは!!
同軸についているRCAピンを流用するためにRCAジャックとFコネクタの変換コネクタを入手してきました。
RCAピンのセンターについている芯線コンタクトの部品を『えいっ』と抜きますと全部でこんな感じ
もともとのアンテナ線の接続コネクタの穴に偶然ぴったりとFコネクタがはいりましたのでラッキー そこへアンテナ線をつなぎます
筐体外側はこんな感じになりました。見慣れたFコネクタなので安心して使えます 内部全景です 内部はきれいにレイアウトされています。基板もシルク印刷でブロックごとに分かれていることがよくわかります。しかし、緑色のシルクというのは珍しい気がします(普通基板には緑のレジストを塗っちゃうので白いシルク印刷が普通)
トランスがりっぱです 電源系の配線にもフラットケーブルを使っているのはいいのか悪いのか・・・
チューニングノブ(シンセサイザの場合チューニングとは言わないかもしれない)のところのロータリーエンコーダです。丸い透明プラスチックに黒の模様が印刷してあって上に見える基板にはフォトリフレクタ(通過型)があります。これで構成されています。ナルホドこれなら安いです。 ただ軸におもりをつけて、回したときの手応えを重くしておいてあるともっとよかった
なかなかに使いやすい、性能も上々なチューナでご機嫌になりました。